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- 床下の空間を土と砕石で埋め尽くし、その上をフラットジグとコンクリートで仕上げる特許工法の基礎「地熱床システム」。地熱床システムは、地熱を利用することで、夏はひんやり冷たく、冬はほんのり暖かく感じ、年間を通して室内を快適に保つ、優れた基礎です。もちろん地震に対しても強く、災害にも高い安全性を誇ります。
一般基礎との違い
- 地熱床システムは地面と床下の間に砂利を敷き詰め密閉し、その上をフラットジグとコンクリートで仕上げた工法。この砂利層は外部からの圧力や振動、騒音などを吸収・分散するクッションのような役目を果たします。地盤への負担の軽減、地震振動の吸収、床下浸水の防止など、万がーの災害から家族を守る、進化した基礎工法なのです。
夏涼しく、冬暖かい、地中温度の利用
- 地中温度は、水力・風力・太陽光と並ぶ、クリーンで無限の自然エネルギー。その中でも地熱は天候の影響を受けない安定したエネルギーです。これを冷暖房システムに取り入れたのが「地熱床システム」。このシステムの床下は、真冬の15゜Cから真夏の25°Cの範囲を安定して保つため、天然の冷暖房効果をもたらし、一年を通して快適な室内環境になります。
災害から家族を守る
- 線路の砂利は電車の揺れや振動を吸収するために敷かれています。地熱床システムの砂利層は、線路の砂利と同じ役割を果たし、大型車両などによる外からの振動や騒音を吸収し、同様に室内の振動や騒音も吸収分散。いつでも快適で静かな環境が実現します。その上砂利は地面とほぼ一体化し、また外部からの圧力も砂利間で吸収分散するため地盤にかかる負担を軽減、地震振動の吸収、床下浸水の防止など万がーの災害から家族を守ります。
省エネルギー効果
- 井戸水は、夏は冷たく、冬は暖かく感じます。これは外気温度よりも季節による寒暖の差が少なく天候の影響を受けない、安定したエネルギーである地中の温度が影響しているから。地熱床システムは冬場でも15°Cを保つこの地中温度を利用するため、例えば26°Cまで室温をあげる場合も加熱エネルギーが少なくすみ、省エネルギーで地球にやさしく、冷暖房費が軽減できます。
湿気に強い
- 一般的な工法では床下が空洞になっており、床下を換気させる仕組みになっていますが、条件によっては結露が発生してしまいます。しかし地熱床システムの床下はコンクリートで覆われた完全密封構造なので、床全体に地中温度が直接伝わり、室内は適度な湿度・温度を保つため、押入れや家具の裏側のカビの発生も防止。また外部からの湿気を完全に遮断できるので、湿気やシロアリの被害を受けにくく、家の長寿化にも貢献します。
補強のいらない強い床
- 地熱床システムの床は強度に優れているので、従来の工法の床では必要であった、ピアノや重い本棚を置く際の床下の補強も不要です。これは非常に大きなメリットで、補強の費用が不要なだけでな<、部屋の模様替えや家具の配置替えの制約もなくなります。また、地熱床システムは高水準の水平精度を誇り、水平・垂直・強度は半永久的に保たれるため、建物自体の品質精度を高め、耐久性の高い家となります。